ここ半年間、技術書を結構読みました。
エンジニアとして仕事を始めてそれなりの年数経過しているのですが、技術書を読む習慣はほぼなかったです。
ただ、アーキテクチャにハマったのと色んな人の話を聞いていて、自分って全然知識ないなと感じ始め読むようになりました
そして読み進めていく中で、技術書読むの結構いいなぁと思ったので雑に言語化しておこうと思います。
全部理解しようとするのは無理なので、随所随所で大事なところを抑えることを意識しました。
そうすることで少しずつ自分の中にインデックスが貼られていき、仕事や個人開発をしている際に「これ、あの技術書で読んだあれを使えばいけるんじゃないか?」みたいな発想になる機会が増えました。
この感覚は色んな記事で言われていることだと思うのですが、自分もその感覚を身をもって体験し本当なんだなあと少しテンションが上がりました。
もちろん、そういった引き出しがほとんど役に立たず終わることも多いのですが、一方で振り返った技術書の周辺の文章から着想を得られることもあり全く無駄ではなかったです。
直接的に関係のない技術だとしても、関連性が0であることは珍しく、普段あまり触れる機会のない技術だからこそ意外な発想につながったりして思わぬ成果になることもあります。
そんな体験を技術書は結構な回数提供してくれています。
これは特にXについて言えます。
今まではXで少しニッチだったり技術的に深い議論がされている時に全然理解できませんでした。
「なんか難しいこと議論してるな、全然わからん」みたいな感じでブラウザバックすることが多かったような気がしています。
ただ、技術書を読みまくってからは全てを理解することはできなくても、なんとなく理解できる場面が増えていきました。
これは「インデックスが貼られていること」による作用だと思いますね。色んな引き出しからちょっとずつ物を引っ張って突合させる感覚と言いますか。。
ちなみに、もっと掘っていきたいときは、ChatGPTなりGeminiなりに聞くことでちゃんとした理解に落とし込むことができます。
現状、ざっくり理解 → ちゃんと理解 の「ちゃんと理解」の部分はほぼAIに頼っているので微妙じゃない?と思うのですが全然そんなことはないんですよね。
というのも、全く知見がない状態でXのポストなどをみた際、ポストの内容をAIに聞いてもあまり理解できないんですよね。(自分の理解力が低いだけの可能性は大いにありますが)
個人的には「技術書などで得た知見や考え方をフックとし、それをAIの力でスケールさせる」みたいなやり方がかなりしっくりきていて、とてもいい感じです。
完全に個人的な話ですが、技術書は繰り返し読むのがいいと思っています。
最初の方は片っ端から色んな技術書を読んでいたのですが、ある段階からなんか微妙な感じになっていきました。知識やアウトプットがとにかく浅いんですよね。
なので、繰り返し読むことを3ヶ月目くらいから始めました。
また、技術書を読みまくっていると自分にとって良い悪いの判断ができるようになっていきました。
今現在は、自分にとって気に入った約20冊の技術書の中から、今の自分に最適なものを寝る前に読んだりしています。繰り返し読むことで明らかに深みが出ます。
そりゃそうだろって感じだと思いますが、記事とか公式ドキュメントは気になった時に1回読んでバイバイみたいな感じにしていて、それを技術書にも適応させていたので自分にとっては良い気づきでした。
まあこれはそうですね。
技術書だけ読んでいても全然ダメで、使えるものにはならないです。
もちろんモノにできるような人もいるんでしょうけど自分は無理です。
読んだ内容を自分になりに噛み砕いたり、コードを書いたり、アーキテクチャを組んでみたり、技術書で使われているSaaSとは別のSaaSで同じことをやってみたり、抽象度を1段階上げる作業をしてみたり。。。
色々あるのですがとりあえず手を動かして泥臭くやらないと血肉にはならないなと感じました。スマートにやるとか無理でした。
とはいえ、今までアウトプット過多人間だったのでここはあまり苦労せずやれている気がします。
技術書を読んでよくわからないことは、手を動かして計測したり再現したりしないとモヤモヤして気持ち悪いので。
技術書を読みまくることで自分に必要なもの、そうでないものが大体わかるようになりました。
もちろんシンプルに気になった技術書とかは読んでますし、これからも読もうと思いますが、自分に役立つだろうという観点で新しい技術書を読むことは当分ないと思います。
それよりも、気に入った物を繰り返し読んで理解をどんどん深めていきたいという気持ちの方が強いです。
寝る前に技術書を読むことが習慣になっているので、技術書に使う時間を0にすることはないと思いますし、引き続き技術書は読んでいきたいです。